頤医のおすすめポイント・・2

  イチロー選手「自分の思いだけで進んでくれないことはたくさんある!!」

 「第19回イチロー杯争奪学童軟式野球大会」の表彰式での言葉(朝日新聞12月24日、2014)。
 「真っ先に頭に浮かんだのは我慢ということ」だと。
 さすがに一流の人が言うことは違うと敬服する。


 頭に浮かんだのが、内村鑑三著の「後世への最大遺物」(「後世への最大遺物 デンマルク国の話」岩波文庫)とナチ収容所を生き延びたV.E.フランクル著の「それでも人生にイエスと言う」(春秋社)。
 内村鑑三は「目の前の仕事が天職につながっていく」、「人生はほとんどが雑用ばかりだ」と「後世の視線に耐とうような何かを残す」と自分の体験、経験を率直に語っている名著だ。
 フランクルの「人生からの問いかけに答えてイエス」との道と通ずる。
 フランクルは人生を如何にと自らが問うのではなく、毎日の目の前に起こっていることに自分がどのように答えて反応するかが大切だとしている。
 内村鑑三も自分の方から問いかけるのではなく、目の前に起こっていることを受け入れ、自分にあう職業とは「無用者の生きる道」として「他の人が残すことのない遺物が残せる」と。
 「勇ましい高尚な生涯」とは無縁の生き方、生き様だ。

 
 内村鑑三は「生死ある人生に無死の生命を得る途」を求めていたと判る。
 頤医も「有生死 無生死」の心を求めて生きたいと思っている。
 内村鑑三の高尚なる生涯として謳った詩「桶職」がすばらしいく記憶にある!
 次のようだ。
 一
   我は唯桶を作ることを知る
   其他の事を知らない
   政治を知らない宗教を知らない
   唯善き樽を作る事を知る

 二
   我は我が樽を売らんとして
   外に行かない
   人は我が樽を買はんとして
   我許に来る

   我は人の我に就いて
   知らんことを求めない
   我は唯家にありて
   強き善き樽を作る

 三
   月は満ちて又かける
   歳は去りて又来る
   世は変り行くも我は変わらない
   我は家に在りて善き樽を作る

 四
   我は政治の故を以て人と争わない
   我宗教を人に強ひんと為さない
   我は唯善き樽を作りて
   独り立て甚だ安奏である

 
 
 

 

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