頤医流食生活と健康寿命&平和寿命・・2

   金銭的な外部報酬の価値観から脱して内部報酬を求めるフィエロ&フローの食生活で健康寿命&平和寿命を求めよう! 

 現代社会は五十年後には地球の人口は九十億に到達すると予想をされ、そうした全人類の食を如何様にして確保、持続するかは緊急の課題となっている。
 また、今日現在、地球の全人口・60億人を支えるに十分なレベルで食糧の生産はされているも、およそ8.4億人が飢餓に苦しめられている。
 一方で、多くの食べ物は捨てられており、わが国・日本はその代表だ。


 先進国では食材を確保するために、従来型の農耕や漁猟から食品生産の工業産業化が発展している。
 化学工業生産による食品添加物を駆逐した食品、食材が普及している。
 しょう油やマヨネーズなどは、従来のような材料からではなく化学工業成分を用いて造られた“もどき”商品を気が付かないうちに食べている。
 梅干しでは従来のようには時間をかけずに化学成分を添加して作成され、はちみつが加えられているために区別が難しい。
 コンビニ、スーパー、デパ地下では朝食、昼食、夕食、中食に加えて、間食用の食べ物も輸入食品や食品添加物を使った商品がなければ一日たりとも店を開けない状況にあると言える。
 ファーストフード店、ファミレス店や多くの“専門店”にあっては、レディメイドの添加物を用いた“料理”を提供しているところが少なくない。
 つまり、今や、特別に拘っていなければ、添加物や化学調味料などの化学生産物を使っていないような食堂や食品店はほとんどないと言ってよい。
 家庭のみならず外食産業と言われるような食堂では、調理場なしで調整台さえあれば店はオープン出来るほどになっている。
 冷蔵庫、冷凍庫、電子レンジがあればよいと言ってよいほどなのだ。
 安くて、簡単で便利な食品として市場を支配している。
 近い将来にはロボットが運んでくれるようになる無人ホテルのような無人食堂が誕生する。
 安心、安全は人々の願望ではあるが、一日に100種類以上の添加物や化学調味料などが一括表示される食品を連続して食べる、つまり、連続複合添加物や化学調味料の摂取を年余に及んで食べるこは未だ経験したことのない判っておらず、人体への影響がでる可能性もあり、検討されていないし安全の保障はない。
 だからと言って、こうした食品加工によって賞味期限を長くしたり、効率を上げて安い商品を作ったり、廃棄されるような食材を有効利用する努力を頭から否定をしてはいけない
 そうした努力は、安心安全が侵されないような情報公開などで偽りのない研究、開発に努めて、安全性がチェックなれる体制が不可欠だ。
 表示法が巧みに逃れるような産官学政商習慣による相互依存の危険体質は、“憲法解釈を変える戦争参加”と同様な不明朗なブラックボックスが潜んでいる。
 一般市民の情緒的ではない判断力も重要だ。


 また、“日本食は安全”だとの“神話”が流布している。
 日本食とは如何なる食品を言うのかは定かではないが、食料品売り場で売られている安くて簡単で便利に食べられる食材は添加物や化学調味料などを用いて可能になっている。
 しかし、海外で安い食材を安い製造費で現地生産をして日本に送られているものは多い。
 そうした外国で調理された食材が、日本できれいに調整されて、混合して盛り合わせて日本製の商品として完成して売られるのだ。
 そうした場合には食材の原産地や調理地は表示されることなく、多くの添加物や化学調味料などは具体的な品目を表示されることなく増粘物、アミノ酸類などとまとめて表示される。
 ほとんどが、外国で生産され作られ、調理された食品、食材で成り立っている現実がある。
 食事の宅配もそうした食材を用いることなく手ごろな値段では出来ない。
 つまりは、安心、安全と人々が思う“日本食”として販売されていても、実質的には海外で生産されて国内での処置をすれば、表示法によって外国生産食品ではなくなってしまうのだ。
 例えば、中国や東南アジアで生産され、調理されて輸入されて、日本国内で調整すれば外国の名前は消えてしまうことになる。
 人それぞれが自分の責任で日常の食を如何様にすべきかを決めなければならず、食品中毒や偽装事件などが起こった時には、国や生産者たちを“信じていたのに”では済まされない。
 自分の食生活は自分流を求めなければならないと判る。


 おにぎりを自分で作ってみればわかることだが、コンビニなどで便利に売られているおにぎりは賞味期限が室温で3日間なければ店は仕入れて売らないそうだ。
 いくら衛生に注意してクーラーの効いた自宅で作ったおのぎりでも炊飯器で炊いただけで添加物なしでは、3日も食べられるおのぎりは作れない。
 作れると言う人があったら、その方法を教えてもらいたい。
 1〜2か月前に日経新聞で、ある評論家がおのぎりを作る会社が賞味期限のために如何に衛生に注意して作っているかを書いていた人がいる。
 しかし、室温放置で3日も食べられる添加物なしのおにぎりを見たことがない。

 添加物には多数の化学成分が含まれていても一括表示されるているものが沢山の食品で用いられている。
 化学調味料アミノ酸等)、タンパク質加水分解物(アミノ酸液、酵母エキス)、PH調整剤、加工デンプン(化学処理される)、リン酸塩、酸味料、増粘多糖類、ベーキングパウダー、合成保存剤、合成着色剤、天然着色料、合成甘味料、天然甘味料(化学反応で改良)、合成香料や制菌成分を用いた食品が危険だとの頭から否定しても、自分が食べるかどうかは別にして問題がある。
 短期化、長期化での複合添加物を用いた食スタイルの安全性チェックが必要だ。
 製造過程で、記述されていない想定外の微量に含まれる化学物質もある。
 化学成分で人工的につくられる食品表示がされていない“醤油もどき”、“マヨネーズもどき”や牛乳が使われていない“フレッシュ”などは知らない間に食べている現実がある。
 表示する必要のない大きさの容器などに入れられて使われていることが多いから“もどき食品”とは気が付かない。
 “マヨネーズもどき”などは、サラダ、サンドイッチやハンバーグなどとすでに使われてしまっていることが多い。
 言葉の意味も注意が必要で、例えば「丸大豆」と「大豆」と表示されている食品で、その違いを知らない人は多い。
 遺伝子技術で作成した食材も5%以下ならば表示する必要はない。
 西欧では禁止されている成分が含まれていても日本では許されているものがある
 しかし、賞味期限で“もったいなく”も捨てられて無駄な食べ物となるのも悲しいことだ。


 生産者や製造者たちの努力が、ごみ生産となってしまうのも残念だし、飢餓の人たちのこと、地球環境のことも考えなければならない。
 地球レベルのすべての人たちの食べ物の安心安全を追求することなく、“自分だけは”、”日本だけは”の思考では駄目であり、日本国国家のみでは不可能であり、地球レベルで達成に努力をしなければならないのだ
 「安さ」、「便利」を求めた外部報酬を求める金銭的利益追求社会では問題解決はなかなか困難な時代だ。

 全人類が飢餓の人たちが出ないように、地球環境を害することなく持続可能な農作物生産や魚も含む肉食が確保出来る方法を考えるのだ
 遺伝子技術や食品科学工業による食品確保についても頭から閉ざすことなく、人類がフィエロ&フローの健康寿命&平和寿命に役立つことは取り入れる姿勢は常に持っていなければならない。
 「信ぜよ!但し検証せよ!」の心が大切だ。
 内部報酬を求めフィエロ&フローの健康寿命&平和寿命を価値観として重んじる必要がある時代となっている
 まず、健康寿命&平和寿命にとっては食生活が体力増強とともに最も重要だと位置づけなければならず、日常的に食材、料理に自らが関心をもって参加して、食の大切さ、美味しさ、食を囲む楽しさことが大切でだ。
 簡便、便利なインスタントまがいの手抜き料理に走ったり、レディメイドの食事に依存し、有効性が定かならぬサプリメント依存から脱する生活スタイルに改めることが大切だ。
 健康寿命&平和寿命のレッスンワンは、健全な身体に宿るであり、食事と運動による体力があってこそなのだ。
 日常でフィエロ&フローの健康寿命にとって、最も優先するように心がけよう!


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