頤医流フィエロ＆フローの平和寿命・・傑作『０葬ーあっさり死ぬ』を超えるために・・・４

フィエロ＆フローの平和寿命の朝！

　今日の四時半ごろは朝霧が深かったが、五時半前には厚い雲間から太陽が三日月のように顔を出した。
　次第に大きくなって満月のようになる前に今度は厚い雲に覆われた。
　ところがその被った雲の周りが金色のように輝いたではないか。
　そこから緒尊仏龕が降りてくるのではないかと思われるほどに美しい世界だった。
　前日の夜には卓袱台の山中頤庵、山中律、山中直樹の位牌が囲む緒尊仏龕にお供えした庭でピンクから赤みをつけたリンゴ・津軽が招いたようだ。

　今朝は「１００分de名著　アンネの日記」（作家・小川洋子、NHK教育テレビ）が５時半から始まった。
　有名な一節「わたしの望みは、死んでからもなお生きつづけること」（１９４４年４月５日）について語られていた。
　頤医は尾田栄一郎の「ワンピース・ONEPIECE」でDr.ヒルルクが「引き継がれる限り死なない」と語り「まったく！！！！いい人生だった！」と言って苦しい生活をしながらも、年中が雪に覆われている国で桜の花を咲かせて、人々の暗い気持ちから救おうとすることに一生をかけたのたが、尾田栄一郎はアンネ・フランクの日記を読んで知っているように思えてきた。
　悲劇的な結婚生活を過ごした詩人・金子みすずも「明るい方へ　明るい方へ」とうたっている。

　前日（８月２６日）の日経新聞・夕刊小説「天下　家康伝」（火坂雅志作）には「志を捨てず、ひたすら上を見て高い嶺をめざしてさえいれば、誰のもとにも機会はひとしくおとずれるものだ・・・」とあります。
　「Never,Ever Give UP !」だと「自分のこころに適することを適適としてたのしむ！」（山中頤庵が学んだ緒方洪庵の適適斎塾の由来）を忘れずに頤医も生きよう！
　「頤庵」は、中国の歴史上で紀元前に司馬遷が屈辱に耐えながら書した貴重な歴史書・「史記」以来の乾隆帝が勅命して編纂された最大の叢書「四庫全書」の文選にあるとのことだ。
　その一節を読みたいと願っているが残念ながら今だかなえられていない。　

　今日は、フィエロ＆フローの平和寿命を感じた「まったく！！！！いい朝だった！」

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