頤医流 フィエロ&フローの平和寿命・・傑作『0葬ーあっさり死ぬ』を越えるために・・・1

  頤医流フィエロ(Fielo)&フロー(Flow)の平和寿命の生き方と命!


頤医流フィエロ&フローの平和寿命の基本は「死に方、死後を自分流に決めると生き方がはっきりする」であり、次のような心構えで毎日の心がけとする
 1)生き方は、笑い、子供心を忘れずに、常に新しいことに心を開き、新発見、創意工夫、創造の喜びを忘れない
 2)直会、共食を楽しむ
 3)体幹筋、骨格を鍛えるを怠らず、腰がくびれた体形を強くする
 
 
 私はフィエロ&フローの平和寿命を生きたいと努めている。
 そして、私の志を引き継いでくれる人が現れることを願っている。
 つまりは、「ワンピース・ONEPIECE」で出てくるDrヒルルクの如くに生きたいのだ
 Drヒルルクの如くに「人は自分と向かい合い、死ぬ前に後悔しないようにやりたいと思うことをやる!」、「まったくいい人生だった!」と言えるように
 そして、次が肝心だ。
 教え子で志を引き継ぐトナカイ医師・チョッパーに教えている「志が引き継がれれば死なない!忘れられた時が死だ!」


 先ずはフィエロ&フロー、平和寿命の意味をはっきりさせておこう。
 フィエロ&フローとはイタリア語で、ジェイン・マクゴニガルが日本語版『幸せな未来は「ゲーム」が創る』(早川書房)で取り上げた言葉。
 既に、何度も取り上げたが、我が著「Dr.ビュート流健康寿命&平和寿命を延ばすための本」で平和寿命にとってはキーとしている。
 平和寿命は一言で言えば「個人的にも社会的にも生きる喜びを楽しむ命の寿命」。
 フィエロは幸福感、誇り、高揚感の喜び。
 フローは何かを創造的に達するために高度な能力を発揮した爽快感のある心。
 金銭的な外部報酬よりも非金銭的な内部報酬を重んずる生き方だ


 『0葬ーあっさり死ぬ』集英社)は島田裕巳著の傑作で、現状、未来に向かっての「死後の不安」、つまり、葬儀とお墓についての問題を宗教、民衆、国家・社会状況から歴史的な解説を行っている。
 その上で、葬送の自由をすすめる会会長の立場から“葬式も墓も要らない”「0葬」について提言している。
 仕事を求めて、故郷を離れ、都会に生活していた人々の死後についての葬儀、墓をどうするかについて提言している。
 まさに、本書は長寿時代の“死後の不安”について目から鱗本だ。
 仏教を中心として共同体社会で行われてきた葬式と墓について、社会構造・環境の変遷によって商業資本主義に組み込まれてしまった時代の課題だ。
 もともと、葬儀が禅宗曹洞宗で雲水が修行するための経済的目的、今で言えば、学生が勉強を続けるためにアルバイトをするようなものとしてはじめられたのだ。
 その意味で、本来、利益目的としてはじめられたことだから今日的状況は当然と言えば当然だ。
 仏教が、葬式文化としてしか民衆の間で努めてこなかった当然の結果と言える。
 しかし、本来、仏教は死後の宗教ではないのだ。
 死後仏教は、殺傷・肉食忌避とともに中朝の仏教国では乏しい、わが国特有の西方浄土の世界だ。
 今や長寿時代で、大往生が大半であり一族、共同社会とは離れてしまった形ばかりの葬儀が主となってしまっている。
 葬儀、お墓の用地や墓石は高額で商業化され、医療保険介護保険にお金を使い果たしてしまった老人、その家族にとってその金銭負担は大変だ。
 加えて、残された人たちにとって、お墓を維持し、参拝するのも簡単でない。
 「0葬」で「墓も要らない自然葬」と島田裕巳会長の著作は多くの日本人の“死後の不安”の解決への道を示している。


 しかし、私は、それではあまりに淋しいし悲しい生きて死んだ証だと思う。
 私は、すでに自分で葬儀の様式と位牌、墓碑にあたるものは自分流に整えた
 カナダの娘には、すでに位牌・慕碑の一つを持っていた。
 慕碑とする石も自分の思いを込めて大切に持っている。
 近々、入魂した自分の意志を刻んでもらうことにしている
 私は次のように考えているからだ。
 自分流の生き方をするためには、つまりは如何に生きるかの志をはっきりと明確にするためには、死、死に方を明確になければならないと思うからだ
 それ故に、頤医流の生き方、死に方を提言して、その葬儀、墓碑を如何に考えるかを説きたい
 天才アーティスト・尾田栄一郎著「ワンピース」の麦わら一味の生き方に憧れる。
 そして、教えの基礎として学んでいるのは代表として次のような先人方だ。
 ナチス強制収容所を生きて『どんな人生にも意味がある』と言うV.E.フランクル(「夜と霧」)。
 「かんじんなことは目には見えない」、「人にはやらねばならぬことがある」と言った「星の王子さま」のサン=テグジュベリ
 「苦悩そのものが問題ではない。何のために苦悩するか」が判らなくて「ルサンチマンになるな」といった「Zarathustra」のニーチェ

 島田裕巳の言う「0葬」だけではあまりにも悲しい。
 乗り越えるためには、一人ひとりの死に方、死後を自分自身の意志で決めることによって自分の人生、生き様、生き方を自覚しようではないか
 


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