頤医はだからズレている!・・7
IQ(知能指数)が異常に高いGIFTED CHILDを生かす!一人ひとりの個性を生かす!
カナダの娘のところに行ったら二歳と四歳の孫がおり、日本語、英語、フランス語をこなしていることにびっくりした。
二歳の子は姉についてまわっているからか、いろんなことを早くから経験するためかに一段と速い。
日本語でも、ひらがなや数字を識別して覚えている。
英語、フランス語のABCもそれぞれ読める。
父親は私がアラビア文字を識別できないのと同じように、「あ」と「お」は識別できないようだが、孫たちはチャンと読み下す。
フランス語が主のモントリオール生まれの父親は、夕方6時半ごろには家に帰って子供たちが眠る前の一時間ほどをフランス語で話をすることを続けている。
カルホルニア、ボストン、カルガリーと英語圏でノマド生活をしながらも生まれ故郷での言葉、文化を子供に伝える勤めを怠ってはいないのだ。
私は、そうした子育てに努力したことはないので深く反省している。
自分の娘に私の子育てについて聞いてみたら、父親の義務は果たしたよと最低限はクリアした。
私の娘に、孫たちが言葉以外にも器用にこなすことにびっくりして、特に二歳の子は記憶力が抜群に良い特別の能力があるのではと聞いた。
娘は、GIFTED CHILDほどではないと思うとのことだ。
GIFTED CHILDとはIQ(知能指数)が抜群に高い子のことを言うそうだ。
GIFTED CHILDの評価を得ると飛び級などとIQの高いその子供の特殊な個性を生かす教育をするのだそうだ。
近くの日系の子でその可能性があるとのことで判定を受けたら、GIFTED CHILDだったそうだ。
最近、九州の高校生が友達を殺害して問題になっている。
記事などによれば、その子供は特別の能力をもっているように思える。
子供は、両親のイワユル出身大学や職業が通俗的な意味で良いからと言って気持ちの通じ合った痛みの判る子育て家族となるとは言えない。
その子供が殺害事件を起こした直後のその校長が記者会見で、特別の問題がないとの趣旨で発言していた。
三日しか高校に通っていないような生徒について本当に問題意識がなかったのか。
また、子供の家族内の問題を何も把握していなかったのか。
思春期の女の子が母親の死後半年ばかりで再婚する父親は一般的には無神経だとしか思えない。
小学生の時に友達の給食に化学物質を入れたことに対して、“子供のいたずらだ”と親が言ったと言う。
父親をバットでたたき、精神科医が父親や人を殺害する危険性を指摘したにも関わらず子供が、弁護士が言うには、父親の再婚に賛意、新しい母親に喜びを評したと言う。
それを聞くとその子は人格障害的だと診断したくなる。
こうした子供の子育では家族内での子供の率直な気持ちを理解していたとは思えない。
一方の子供は、相手によって使い分けができたのだ。
学校や教育委員会を含む子供教育が如何にも表面的で事なかれ体質をうかがわせる。
両親の出身大学、職業、社会的地位に気兼ねしてチャンとした子供一人ひとりの特性、問題点を理解した能力の育成、発展に真剣とは思えない。
そうした問題を指摘されると忙しくてやれないと言う。
その結果が、問題のない子だとの校長の発言となり、子供は特別の才能を人の殺害に向かわせてしまった。
カナダの父親のように忙しくとも子供とノマドになっても自分の文化の伝承や個性発揮に努める必要がある。
また、国家社会的にも、一人ひとりの個性を伸ばすような人材育成体制を築くことが、ノマドが行きかう今後のグローカル社会には不可欠だ。
表面的な平等主義を主張しながら画一的な教育によって一人ひとりの特殊な才能が生かされていない。
自分の個性を磨き、自分の意見をシッカリと持つ社会的意識レベルを高めるような教育が必要なのだ。
わが国のような国家権力や集団に従順な子供を画一的に育てる体質は脱却すべきだ。
今回の子供も特殊な能力を持っていた可能性がある。
日本出身のノーベル賞受賞者は国内では扱い兼ねられて海外に出て特殊な能力を発揮した人たちが多い。
この日記を書いている最中に、理研の笹井芳樹副センタ―長が自殺したと報道された。
特別の才能を持った研究者と言われるのだから海外に出てノマドになって活躍する道を選択する心の余裕があれば!
尾田栄一郎作「ワンピース・ONEPIECE」の「Water Seven」で海軍大将の青キジが「正義なんて言うものは立場によって変わるものだ!徹底した正義は時に狂気に変わる!」と言っている。
名言だ!
ルフィを船長とする麦わら一味は、マサニ、その集団だ!
21世紀は麦わら一味のような一人ひとりが自律的な個性がある集団の時代だ。
私は、麦わら一味のような人たちを育てる教育環境が必要だと言いたい!
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私が著した本「信天翁喫茶 入門 益荒男が茶の道」に続いて、私の近著で「ワンピース」のシーンやキャラクターがしばしば出 てくる「Dr.ビュート流健康寿命&平和寿命を延ばすガイド本」が、Dr.BEAUT・ソフィーリッチやアマゾンのネット書籍販売とKindle電子版として出版、発売しています。
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