頤医はだからズレている!・・6

女性活用&登用を叫ぶ前に国連開発計画による「人間開発報告書」のランクを上げる社会政策を!


 国連開発計画(UNDP)が2014年版「人間開発報告書」を発表したが、男女格差を示す「ジェンダー不平等指数(GII)」は2013年の21位から25位に下がった。
 つまりは、男女格差が広がっていることを示すものだ!
 
 「人間開発指数HDI)」も13年からランクを7つ落として17位だ!
 つまりは国民の生活の豊かさのランキングも下がったことを意味する
 日本社会は住む人たちの幸福度や公平社会性にあって国際社会にあって高まっているとは言えないのだ!


 今だに「エコノミックヒューマン」ではなく「エコノミックアニマル」体質が続いていることを示すものだ。
 その一端が、「女性の活用、登用」が声高に叫ばれることだ!
 少子化&高齢化による働ける男性が減ったための経済政策として、人権思考よりも経済思考からの上から目線が感じられる
 

 そもそも基本的人権と権利から言えば、女性の活用とか登用と言ってあたかも女性をことさらに区別すること自体が差別した意識があることを示す。
 職場にあっても、例えば国家的機関で女性を三割登用しようとするのは逆差別だ!
 登用しようとする仕事にふさわしい人を男女を越えて機会の均等を考えれば、公平に活用すべく登用し採用すべきなのだ!
 女性を弱者としてハンディをつけて「活用、登用」する姿勢を変えなければならない!
 男性は特別に採用するのだとの思考は止め、女性は能力によって採用すべきだとの思考をすべきだ!
 「ジェンダー不平等指数」を上げるためには、女性が男性と対等の競争を妨げるような社会に変える政策を積極的に進めることが必要なのだ!


 社会的な女性を上からの目線で「活用、登用」と特別扱いするように声高に言う前に、まずは日常社会にあって女性が本来保障されている「基本的人権&権利」に基づく「機会の均等」の目線を身につける不可欠だ
 私は、まずは「家事労働は下等」との考えを改める必要があると考える!
 男性も女性も、生活の豊かさを示す「人間開発指数HDI)」を高めるためには、「家事労働」が最も大切な仕事だとの認識を明確にする必要がある!
 その上で、男女いずれであれ、自分の欲する生き方を求めて努力する時に、差別なく公平に評価される社会体質が築かれるように一人ひとりが努めよう!



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